corabo:「xoBlosLockService の実行設定」画面の保存時

 『corabo ご利用ガイド』の「業務定義」からアクセス可能なファイルやフォルダーを変更する に関する補足です。

下図は、ServerSettingWindow.exe をダブルクリックして起動した、「xoBlosLockService の実行設定」画面です(『corabo ご利用ガイド』より抜粋)。

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設定を保存したのに、タイミングにより設定が反映されない場合は、Windowsの「サービス」画面から、xoBlosLockServiceを選択し、右クリック [再起動] することにより、設定が反映されます。

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corabo:『corabo DB』のバックアップをとるとき

SQL Server Management StudioのGUIを使用して、corabo DBのバックアップをとろうとしたときに、下記のようなエラーメッセージが出て失敗したら。

***.bakに読み込まれたメディアは1メディアファミリをサポートするようにフォーマットされていますが、バックアップデバイスの仕様では、2メディアファミリが必要です。

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 手順を見直してみましょう。

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 既に上図のように、前回バックアップファイル名 c:\corabo\201709.bak が表示されていて、今回 c:\corabo\201710.bak という新しいファイルにバックアップをとりたいときは、古い方のファイル名を [削除] してから、新しいファイル名を [追加] してください。

こうしないと、 前述の「バックアップデバイスの仕様では、2メディアファミリが必要です。」のようなエラーメッセージが出ることがあります。

 

Designer:データにマッチキー項目が無い変換入力

マッチングの考えが抜けていたら?

変換入力。一例としてはマスタデータを用意し、基本入力データとマッチングをかけて、足りない情報を出力させる。制御シートを直接修正することもなく、マスタデータのメンテナンスのみで変更対応が行える。

‥‥しかし時として、補足すべき情報でもマッチさせるキーが無いというケースが発生します。このような場合のマッチングには、生成時点で参照される基本入力データの全レコードに共通の補足情報を追加して良いことと、それでいて変動する補足情報であることが大前提になります。

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上図のような極めて小さい情報も、マスタデータ化しておくことで変更対応がスムーズに行えるようになります。しかし基本入力データを見る限り、マッチングできる項目は無さそうですね。‥‥では制御シート側はどういう作りにしておく必要があるでしょうか。

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上図、決め手は『基本入力』『変換入力』両セクション内にあるキーワード『固定値』になります。マッチングさせる共通の値がお互いのデータ内に無いのであれば、無理矢理作ってしまえば良いのです。

青字の「#Dummy」は無論、基本入力データにも変換入力データにも存在しない項目なので、変数(お皿)扱いです。しかし、いずれの全レコードにも共通の値「A」を持つことになりました。‥‥ここまで来れば簡単ですね。どのデータも「平成」「1988」の値を取り扱うことができ、年号マスターを修正するだけで変更対応が行えるようになりました。

corabo+Designer:.NET Framework 3.5 を有効にするときの「HTTP アクティブ化」などの設定

xoBlos corabo のインストール時、Microsoft .NET Framework 3.5 SP1、および、 Microsoft .NET Framework 4.0 以降は必須のシステム要件となります。

NET Framework 3.5 が有効になっていない環境では、有効にしますが、「.NET Framework 3.5 Features」をチェックオンにしたときの、その下の階層の 「HTTP アクティブ化」、「非 HTTP アクティブ化」はチェックしなくて結構です。

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Windows Server 2012 では、チェックするとインストールに失敗することがあります。

また、Windows 7 では、下図のようにUIが英語になっていることがありますが、これもチェックオフのままにします。

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Designer+Excel:平均値を取る

足りない情報は対象データ件数。

生成キーワード『加減算』で、金額や数量項目を集約することはできますが、平均を求める際に必要な、データ件数はどのようにして得ましょうか。‥‥読み込む 1データを「1」として見て、常に足していくことを考えますと‥‥。何ということはありません、対象データに常に「1」という情報を紐付け、それすらも加算してしまえば良いのです。

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上から――生成用の雛形シート、制御シートの例になります。

生成キーワード『固定値』に「1」を設定し、入力ファイルに存在しないことから「#」始まりで項目名を指定していますね。雛形シート上にはいずれの項目も出力しますが、E列には「ブレイク項目単位に集約した数値項目」÷「ブレイク項目単位に対象となったデータ件数」で、平均が算出されるように関数が設定されています。

関連記事はこちら

corabo:v1.6 以前に設定した常駐プログラムへのショートカット

2016年5月にリリースされた xoBlos corabo v1.7 から、xoBlosServerHost(常駐プログラム)のあるフォルダが変更になりました。

xoBlos corabo v1.6 以前では、[xoBlos インストールフォルダ]\host にあった xoBlosServerHost.exe が、v1.7 から [xoBlos インストールフォルダ]\bin に置かれるようになりました。


[xoBlos インストールフォルダ] が C:\xoBlos の場合の例:

C:\xoBlos\host
↓ 変更
C:\xoBlos\bin

 

このため、運用で [スタートアップ] フォルダに、xoBlosServerHosbt.exe のショートカットを置いていた場合は、ショートカットの再作成が必要です。

 

Designer:xoBlos Pro からの移行

Designer の前身である、xoBlos Pro からの移行に関する記事です。

xoBlos Pro は、2016年4月に販売を終了し、その機能と製品コンセプトは、xoBlos corabo の中の Designer に継承されています。

 

左側が Pro のアイコン、右側が Designer のアイコン

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xoBlos Pro から Designer へ移行時の注意点

  1.  Pro で作成したxobファイルを、Designer で開いて保存すると、Pro では開けなくなる場合があります。このため、Designer で保存時に、
     [業務ファイル名].xob_v1.1.bak
    のような名前で、バックアップファイルが作成されます。Pro での確認が必要になったときは、バックアップファイルを開いて確認してください(拡張子は .xob に戻す必要があります)。
  2. Designer では、高速エンジンを使用する「はい」がデフォルトとなったため、Pro で作成したxobファイルに、高速エンジンを使用する「いいえ」の手順があった場合、Designer で保存時に「はい」になってしまいます。該当箇所があった場合は、「いいえ」に戻して保存してください。

その他、あまり使われない機能ですが、[画面に経過を表示しながら実行しますか?] の選択値デフォルトがProとDesignerで違う点や、外部アプリ実行手順での設定で若干調整が必要なケースなどがございます。