2007年4月、ロシアのソユーズ有人宇宙船(ソユーズTMA-9)が無事地上に帰還しました。宇宙船の中には、史上5人目の民間宇宙飛行士となるチャールズ・シモニーが乗っていました。 そして、チャールズ・シモニーこそが、Microsoft社で Excel の開発に携わっていた天才プログラマーだったのです。
マイクロソフト社のチャールズ・シモニーたちが Excel を開発した頃
⇒ 今年(2020年)は、Excel生誕36周年(海外での発売は1984年)
チャールズ・シモニー略歴
- ハンガリーのブタペストに生まれる
- 高校卒業時にコンパイラを開発
- デンマークのコペンハーゲンでプログラマの職を得る
- 米国に移る
- カルフォルニア大学バークレー校で理学士号を取得
- スタンフォード大学で博士号を取得
- 1970年代、ゼロックス社パロアルト研究所に在籍
- WYSIWYG型のワープロソフトを開発
- 1976年、ソフトウェア開発手法としてメタプログラミングの概念を提唱
- Microsoft社に引き抜かれる
- 20年の勤続期間中、アプリケーション・ソフトウェア・グループを組織し、Multiplan、Word、Excelやその他の開発に携わる
- インテンショナル・プログラミングの研究に従事する
- Microsoft社を退社
- Intentional Softwareを創設し、活動を続ける
- 2007年4月、ロシアのソユーズ有人宇宙船に搭乗して宇宙から帰還する
- 2017年4月、Microsoft社がIntentional Softwareを買収し、チャールズ・シモニーは古巣のMicrosoftに戻り、Officeグループに加わる
チャールズ・シモニー語録
- そもそもプログラミングとは何なんでしょう。科学だと言う人がいるかと思えば、芸術だと言う人もいる。かと思えば、技術だ、職人芸だと言う人もいますしね。私はその三つの面を全部含んでいると思います。
- ある意味で、コンピュータ・プログラミングは芸術です。ちょうど高エネルギー物理学がそうであるようにね。
- ほんとうにいいプログラムは…ずっと生き残るでしょうね。 少なくともハードウェアがある限りは。いやたぶん、そのあとまでも残るでしょう。
- 私がプログラムを書くのは、仕事だからです。プログラミングが好きだからじゃなくて、仕事が好きだからです。