Excel:列方向のオートフィル

R1C1形式と A1形式のオートフィルの差とは。

制御シートを作成している時、取り扱う項目の量が非常に多い場合、参照先のセル番地を記述するのは一苦労ですね。項目が単純な横並びであれば、下図のように R1C1形式で一つ記述し、列方向へオートフィルすることで楽に設定が行えます。

f:id:xoblos:20161216115545p:plain

しかし人によっては、A1形式の方が見易い/分かり易い等があると思います。

それでは一つセル番地を記述し、列方向へオートフィルしてみましょう‥‥

f:id:xoblos:20161216123353p:plain

期待する設定は得られなかったようですね。

今度は、一つ目の項目に「=A2」と式をいれてみましょう。勿論、これはセルのA2を参照することになるので、「START」という文字が出てきます。そして、これまでのように列方向へオートフィルしてみましょう。

f:id:xoblos:20161216125305p:plain

中身は全て式になっていますが、参照先が「A2、B2、C2‥‥」と、期待する設定に近づいています。それでは最後に、設定したセルを全て選択し、下図のような文字列の置換([Ctrl]+「H」)を行ってみましょう。

f:id:xoblos:20161216123947p:plain

※「置換後の文字列(E):」には何も入力しません。

「=」という文字列を検索し、それを無くす設定にしています。「すべて置換(A)」ボタンの押下で、一気に設定内容が期待するものになりました!