XmlMatcher.exe のお仕事。
Designer も corabo も、インストールフォルダ内に[helper]という階層があり、そこに「XmlMatcher.exe」は居ます。当プログラムは業務(.xob)ファイル内でいう、『抽出データ比較』手順にて活躍します。
上図左を変更前、右を変更後としてそれぞれ単純抽出します。各 xml ファイルを、下図のように『抽出データ比較』手順で設定します。
この手順を実行すると、比較結果の xml ファイルが作成されます。
各抽出データは、生成要件に合わせて要/不要が分かれます。下記を前提に、いくつか例を挙げてみましょう。
①:「変更前.xml」 ②:「変更後.xml」 ③:「差異.xml」
差異情報のみ欲しい
『抽出データ比較』手順は、差異あるデータのみ抽出します。そのため、ここで必要な抽出データは③のみになります。
差異の有無問わず全体の情報が必要
よくあるケースとしては、差異分析はするけれど出力内容はあくまで全体というものになります。しかし前節のとおり、③は差異の情報しか持っていません。全体情報(全員の名前)を得るためには、①と②のデータも基本入力データとする必要があります。
生成先の差異情報は行(データ)単位で示したい
更によくあるケースとしては、全体の情報にプラスして結局人一人の新旧情報がどうであったのかも示すというものです。無論、このケースでも①~③いずれのデータも使用することになります。下図の作成例は、どちらかと言えば中間処理寄りですね。
それぞれの生成結果は下図のとおりになります。各抽出データの在り方を意識し、様々な帳票要件をこなしてください!