下図のような資金繰表作成を考えてみます。よくありがちな表形式(縦軸に資金科目、横軸に月)ですが、手作業で作成するのはちょっと大変な表です。
10201 | 収入利子 |
10202 | 配当収入 |
10203 | 雑収入 |
10299 | その他 |
という資金科目(科目コード、科目名)の金額合計が
10200 | 営業外収益 |
という資金カテゴリーに集計されればいいのですが、xoBlosで処理を組み立てる手法として最も手っ取り早いのが、この表形式そのままをテンプレート(ひな形)にしてしまう手法です。
「 10700 営業外その他」の「4月」の集計金額だったら、下図のようにテンプレートにSUM関数を入れておけばいいのです。テンプレートの金額値は、SUM関数以外は0にして白紙にしておきましょう。
後は次のようなExcel表生成(インポート)の制御シートを用意して、データを該当欄に差し込み入力して加算集計します。
ここで着目する点は、「行ひな形の左上」キーワードがない(つまり、行ひな形がない)点と、「行・列の作成禁止」キーワードです。xoBlosインポーターの標準動作は、縦(行)と横(列)に、来たデータを増やして作成していく動作なのですが、「行ひな形の左上」キーワードがない場合、既にテンプレートにセットされているキー値とマッチした箇所(分類項目、見出し項目箇所)にデータが配置されます。「行・列の作成禁止」キーワードに「禁」を設定すると、テンプレートにないキー値が来た場合も、データの追加をやめさせます(禁止します)。
この「禁」と「加減算」キーワードの「加算」を覚えておけば、今日からお客様はxoBlosエキスパートになられることとなります。
更に詳しく
Designer:雛形シートの作り方
http://xoblos.hatenablog.jp/entry/2017/05/08/174614