Designer:『取得データの組合せ』の落とし穴

項目の記述順が問われる!?

「制御シートのデザイン、記述順は余り問われない。」‥‥序盤はそのように教わる、捉えられるかもしれません。しかしキーワードの処理順序や仕様、よっては項目の記述順が問われてくる場合もあります。

取得データの組み合わせを設定した項目は、参照先項目より左側に置いてはいけないとかでしょう♪」‥‥いいえ?左右正しく置いても、落とし穴があるのです。

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それでは上図、一見何の変哲も無い生成制御シートを題材にしてみましょう。特別なことと言えば、キーワード『取得データの組合せ』だけで、「年」/「月」/処理年と処理月と固定文言を組み合わせた文字列を 1項目――計 3項目を生成するものですね。

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さて‥‥実行してみましたが、残念な結果に成って仕舞いました。何故、「%」で変数を示しているのにも拘らず、文字列と見做されて仕舞ったのでしょうか。

仕組みのお話になりますが――『取得データの組合せ』は、設定内容を基準として見て置き換えているのではありません。①先ず、キーワード『入力項目名』に設定した項目を、左から順に見ていきます。②次に、項目を見る都度、項目名を「%」で囲みます。③続いてその上で、『取得データの組合せ』の設定内容に照らし合わせます。④設定内容に「%項目名%」を見つけ次第、その項目が保持している値に置き換えます。‥‥もうお分かりですね。制御シート上の設定値「%処理年%%処理月%月度」は、項目「年」を真っ先に見つけたことで、「%処理年%年%処理月%月度」と判断されたのです。

この問題を解消する方法は簡単です。項目「年」を、項目「処理月」より右側に書き直しましょう!