Designer+SQL:異なる環境のデータベース参照

ポート番号を目印に

自環境であれば、比較的設定が容易なデータベース抽出。これが他環境へ跨いでの参照と成ると、xoBlos 以外にも設定事項が色々と出てきます。‥‥我々と同じです。見ず知らずの方と、即座に「ご自宅お邪魔します。」「どうぞどうぞ。」というスムーズな交わしは成立しません。

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いくら相手から「どうぞどうぞ。」と言われても、場所が分からなければ訪問できません。その為、目印としてポート番号を任意の値で決定し、関連する通り道に全て示しておきます。簡単に表現すれば住所の番号です。

先ずアクセス元は、Designer でいつもどおり接続設定を行います。ただ環境を跨ぐことで一つだけポイントに成るのは、『Data Source』項に「対象マシン名\対象インスタンス名」だけではなく、更に「,対象ポート番号」(カンマ対象ポート番号)を指定することです。コロン「:」ではありません!

次にアクセス先は、このポート番号に対して外部からのアクセスを、ファイアウォールの設定で許可します。更に、対象インスタンスプロトコルTCP/IP」のポートにも、同じ番号を設定します。「どうぞどうぞ。」はここで初めて表現出来ますね。

<アクセス元>
・Designer で Data Source 項に「,ポート番号」は忘れずに!

<アクセス先>SQL Server
 - Management Studio で対象 DB のプロパティから「リモート接続」を許可!
 - Configuration Manager で対象インスタンスプロトコルTCP/IP」の
  IPアドレスを有効にし、「TCPポート」にポート番号を設定!