例えば、期初予算と期末の実績を突合せた表(予実管理表)を作るとします。
突き合せの単位が例えばプロジェクトコードだとします。
期初予算ではあるだろうと予想したプロジェクトで実際には全く稼働しなかったプロジェクトもあるでしょう。逆に、期初予算にはないのに、稼働してしまったプロジェクトもあるでしょう。もちろん、多くのプロジェクトは期初予算にもあり稼働実績にもあります。
このように、期初予算と稼働実績でお互いにマッチするものもあれば、マッチしないものもあるとき、予実管理表には、全部表示したいですよね。マッチしたものは同じ場所(例えば4月)に予算はいくら、実績はいくらと表示し、マッチしないものは予算か実績のどちらかが空欄みたいに表示するとします。
このような場合に「基本入力」に期初予算、「追加入力」に稼働実績を指定し、「マッチキー」にプロジェクトコードを指定します。すると、基本入力と追加入力をプロジェクトコードで突き合せて、マッチしたら、「基本入力」のキー情報(分類や見出し)を使って同じ場所にデータが行くようになります。
マッチしなかった場合は「追加入力」に指定してあるキー情報(分類や見出し)で書くべき場所を決めてデータを書き出します。場所は「基本入力」も含めて正しい場所を探します。 なお、「マッチキー」はキー情報である必要はありません。
最終的に帳票に出力されない情報でもOKです。「変換入力」は「マッチしなかったら、なにもしない」というのが特徴ですが、「追加入力」は、「基本入力」とほぼ対等な立場であることが特徴です。ですから、どちらを「基本入力」に、どちらを「追加入力」にしても、同等な内容の結果が得られます。