古典的構造化設計手法

xoBlos(ゾブロス)で業務システムを構築したり、業務アプリを作成していくときに、
やはり通常のシステム開発アプリ開発のときのように、どんな設計手法で行ったらいいか、設計ドキュメントはどんな書式で書いたらいいか、という問題に悩まれる事があるかと思います。

最近のシステム設計モデル・手法、ソフトウェア設計モデル・手法をネットで探ってみると、ウォーターフォール型、アジャイル型、プロトタイピング型、スパイラル型といったモデルや手法があり、多層アーキテクチャMVCモデル、UML(統一モデリング言語)など、多種多彩です。

xoBlos(ゾブロス)の場合、どの設計手法を選ぶかは、システム構築される利用者様の自由ですが、比較的シンプルな手法として、古典的な構造化設計手法を取り上げてみます。

構造化設計手法は、大型コンピューター全盛期の1970年代~1980年代に主流となっていた設計手法です。

複雑で大きくなりがちなシステムやソフトウェアを、設計の段階から「わかりやすさ」に着目して、人の頭に入ってわかったと思えるサイズの「モジュール」に分割して、階層的にモジュールを結合して文書化していく設計手法です。

  • システムやアプリを構成するモジュールの定義(モジュール外部設計)
  • モジュール間の階層構造決定
  • モジュール間のインターフェイス定義

xoBlos(ゾブロス)の場合、多階層設計になることはあまりなく、2階層程度のバッチ処理的記述で十分なことも多いので、IPOと呼ばれる、機能の入力(Input)・処理(Process)・出力(Output)を記述した設計書で事足りることも多いのです。

以下に、xoBlos 業務をIPO記述書で設計したサンプルを載せます。もちろん、この程度の規模の業務であるなら、xoBlos のデザイナでそのまま作成して、手順にコメントを入れていくだけでも良さそうですが、文書化(ドキュメンテーション)が必要なときや、担当者が変わりやすい組織での場合の参考にしてください。

IPO記述書の様式例・記載例

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