業務設計手法と設計パターン

販売分析業務を考える前に (2)

「野菜を販売する」企業についてのシステム分析の練習を試みます。 ユースケース図を使ったユースケースの識別 ハイレベルなクラス図の作成 を試してみましょう。 まず、無念無想でもっとも大雑把なユースケース図を描いてみます。 アクターは取りあえず「野…

販売分析業務を考える前に (1)

「商品やサービスの売上・利益がどれだけか?」「ビジネスは販売面でうまく行っているか?」「儲かっているか?」という基本的な問いかけ。 xoBlos(ゾブロス)の適用業務で圧倒的に多いのは、商品・サービスの販売動向を多面的/総合的にチェック/観察/分…

クラス図:フォルダ、ブック、シート

Excel業務、xoBlos業務をUML(Unified Modeling Language、統一モデリング言語)で表現してみる、という企画を始めます。 まずは、Excel業務では必ず登場するオブジェクト(クラス)である、ブックとシート。そして、ブック(ブックファイル)を格納するフォ…

Designer:キーの走査

キー項目はあらゆる場所で問われる 前回、キー項目の重要性をお話しました。抽出の段階ではキーワード『非空白判断行』『非空白判断列』をあてるべき項目に対し問われ、生成の段階では「分類/見出し/エリアキー項目」に対し問われる事項です。途中で空白が…

Designer:『シート分割』の注意事項まとめ

当然シートの仕様が問われる 前回記事で、シート分割の設定例を挙げました。便利な機能ですが、Excel のシートを操作する以上 xoBlos 側だけでなく、Excel 側の仕様も意識しなければなりません。 xoBlos 側‥‥①入力データ(.xml)内のシート分割項目は、最優…

Designer:繰り返し処理の参照項目

参照する項目の制限 手順の繰り返し設定をする際、下図のような設定画面に直面します。『f.読み込む項目』項は、繰り返し基準に相当する XML ファイル内の、値参照する項目を設定しますが‥‥。設定をし忘れて、それでいてその項目の変数をファイルパス等で使…

Designer:要件の汲み取り方

期待する出力結果から判断する。 xoBlos で開発を行う際、要件が専門的で何を行えば良いか困惑することがあります。要件を提示する側とて、表現が困難な場合もあります。そのような時は一つの手段として、先ず期待する出力結果(帳票)から要件を汲み取るこ…

xoBlos 業務チェックシート

xoBlosでExcel業務システムを構築するときの、診断・計画フェーズや要件定義フェーズにおいて効果的な設問を、チェックシートでまとめたものがあります。 参考文献:「不況に負けない Excelデータ分析術」著:平井明夫/綾部貴淑/石飛朋哉 発行:翔泳社 PDCA…

2階層分類のマスターデータのパターン

xoBlosでは、マスターデータをExcelファイルで持たせる手法を多用します。 2階層でデータを分類することもよくあるかと思います。 勘定科目と補助科目 資金分類科目と資金科目 空間軸(エリアと都道府県などの地区) 時間軸(年と四半期など) 組織軸(事業…

動詞・名詞分析手法

xoBlosで業務システムを構築していくとき、その前半の重要な局面として、調査・分析、要求・要件定義、設計の局面があります。これらの局面で、効果的な手法はないかと問われたら、筆者は「動詞・名詞分析手法」が手軽に始められて効果が大きいですよ、とお…

ラピッドプロトタイピング(高速試作)手法

xoBlos(ゾブロス)を利用した業務システム開発の良い点は、初期の要件定義段階や設計段階で、外観や機能の評価を行うために試作システムを簡単に作れるところにあります。 世の中の多くの業務システム開発では、調査・分析、要求・要件定義、設計、実装、テ…

「業務設計手法と設計パターン」の企画

システム分析とシステム設計の手法は、世の中に色々とあります。 このカテゴリー「業務設計手法と設計パターン」では、xoBlos(ゾブロス)を利用したシステム開発、業務アプリ開発に役立ちそうな、様々な分析手法、設計手法に関する話題を書いていく予定です…