2018-01-01から1年間の記事一覧

Designer:零件データでの生成処理

雛形を保持出来れば良いと考える 新規追加データは、ひな形行やひな形列の情報(レイアウト)をコピーして生成されていきます。生成の処理が完了したら「ひな形」と呼ばれる部分は不要なので、全て自動で削除されますね。 しかし追加データが零件であった場…

Designer:繰り返し数の判断基準ファイル

項目名が無い CSV 繰り返し処理で、繰り返し数の判断基準となるファイルは、XML 以外にもテキスト(TXT)や CSV 形式も設定可能です。XML は下図のように、データだけではなく項目名持っていますので、項目変数「$(item:"項目名")」も使用可能であり、「$(it…

Excel:拡張子「.xlsx」「.xlsm」「.xls」を意識しないで読み込み、形式判定処理する。

Excelファイル(ブック)の形式で、ビジネス、業務によく登場するのは下記の3種類。拡張子が違うため、Excelブックを読み込む業務アプリケーションでは、普通、判定と処理の振り分けが難しい原因となっています。 .xlsx Excel 2007 以上のExcelブック形式 .x…

Designer:複数のExcelブック、シートから連続してデータを抽出する。

xoBlosのデータ抽出処理でよくあるのが、このケースです。 入力Excelシートの形式が同じである場合、複数のExcelブック、シートからデータを同じように抽出するには、「Excel表から抽出」の設定画面で以下のように設定します。 複数ブックの必ず第1シートか…

Designer:項目名(XML要素名)に使える文字は?

xoBlosで扱うXMLの入力項目、出力項目は項目名を持ち、xoBlos制御シートで名前を設定することができます。項目名(XML要素名)に使える文字は、XML勧告で定義された通りで、xoBlos独自の解釈は行いません。 スペースは使えません。 半角カタカナ、全角数字、…

表データと相性の良いxoBlos XML構造

xoBlosが内部で扱うXMLのデータ構造は、極めてシンプルなものです。 次に、その実際のXMLデータの一例を示します。 <Root> <ROWS> <月度>6</月度> <顧客名>ファンキー商事</顧客名> <商品名>ボードゲーム</商品名> <売上高>1620000</売上高> </ROWS> <ROWS> <月度>6</月度> <顧客名>ムーンライト物産</顧客名> <商品名>地球儀</商品名> <売上高>32…

Designer:生成キーワード『シート分割』の設定値

設定項目を変えるのは確り意味がある 生成キーワード『シート分割』。シートを分ける単位と成る項目を設定して、同ブック内にシートを分割し‥‥勿論シート上には、それぞれ適した内容に限られたものを生成させる、とても便利なキーワードです。前回記事もご参…

Excel:結合セルへの書式(罫線)設定

各セルは独自の情報のみ保つ 生成の際、雛形行/列に予め条件付き書式設定を行えば、無論その書式情報や条件式はコピーされます。背景色/文字色は、上図のような設定で難なく反映出来ますね。 では上図に加えて、更に罫線で囲って強調させるという要件が来…

Designer:空白データ(行)の作り方

全項目が空白であれば‥‥ 一覧出力するデータ中に不規則に空白行を入れたい場合は、どのように実現させたら良いでしょうか。不規則なので生成キーワード『ひな形の行数または列数』も決定することができません。 空白行ということは、言い換えれば「全項目の…

Designer:生成キーワード『セル結合』

セル結合項目を選択する 生成キーワード『セル結合』は、連続するデータのキー項目が同値である場合、見映え良くする為にセルを結合させる仕組みを持っています。上図のデータを抽出し、項目「売上」を除く各キー項目を、全てその対象にしてみましょう。 項…

Designer+Excel:セルの名前定義

セル番地とは? 制御シートのリファレンスマニュアル上、各キーワードの設定値に「セル参照」と示されているものがあります。これは、セル番地を指定することが出来るという意味です。 セル番地とは、その考えを持つ Excel 上のセル一つ一つが固有に持つ位置…

Designer:CSV のヘッダに XML で使用できない文字がある

XML で使用できない文字 xoBlos でデータ抽出を行うと、XML ファイルができますね。このファイルから、1手順で CSV ファイルに変換することができます。 対象手順の設定画面には、『b. 1行目にヘッダを出力しますか?』という機能が置かれています。デフォル…

Excel:データの重複チェック

関数式で示そう xoBlos の中間処理は慣れてきましたか? さて、今回は処理対象と成ったデータから、重複データをチェックしてみましょう。手段は幾らかあるかもしれませんが、代表的なのを 2つ、以下に挙げます。 上図左側は、存在チェック先である列全体を…

corabo:セキュリティ例外設定

Windows 標準のアプリ/xobQuery の実行許可 前回記事で、「ServerSettingWindow.exe」の設定について記しましたが、ここ最近のバージョンでは「xoBlosLockService の実行設定」ではなく「セキュリティ例外設定」と表現しています。(実行/設定方法は従来と…

Designer:取得データの分離文字が "全角スペース"

使えないなら使えるようにしてしまおう。 生成キーワード『取得データの分離』は、分離の基準となる文字を指定すれば、それを境目に区分けされたそれぞれの情報を取り扱える、便利なキーワードです。しかし残念なことに、この分離文字にスペース(全角)を指…

corabo:セキュリティ例外設定の設定ファイル

設定内容を持ったファイル 前回記事で、サーバのコンピュータ名を変更した際の留意点として、「ServerSettingWindow.exe」(セキュリティ例外設定)に触れましたが‥‥。この設定が余りに多い場合の、楽な修正方法は無いものでしょうか。 設定を行うプログラム…

Designer:シート名に取り扱える "カッコ"

シート名の制限 Excel のシート名は、フォルダやファイルの名前と同様、様々な制限があります。生成キーワード『シート分割』や、業務ファイル(.xob)内の変数は、シート名を決定することもありますので注意が必要ですね。 使用不可記号 ‥‥ コロン(:)、円記…

Designer:『取得データの組合せ』の落とし穴

項目の記述順が問われる!? 「制御シートのデザイン、記述順は余り問われない。」‥‥序盤はそのように教わる、捉えられるかもしれません。しかしキーワードの処理順序や仕様、よっては項目の記述順が問われてくる場合もあります。 「取得データの組み合わせ…

Designer+xobQuery:様々な "今日日付" の取得方法

有効性と有用性の境目。 入力データから、"今日(システム)日付" を得る手段は、数あります。それこそ――たとえ何処にも明示されていなくとも、xoBlos の内部処理や Excel の関数等で得ることができますので、業務実行時の日付/日時を記録として残したい場…

Designer:値のソート(並べ替え)

xoBlos が取り扱う書式。 xoBlos では、抽出~生成時点で関わる "値" は基本「文字列」として扱います。たとえ抽出元の内容が通貨であろうが指数であろうが、文字列として扱います。勿論キーワード『日時指定』等は、「この値は先ず日付/時間として見れるも…

Designer:Excel表生成処理を更に高速に(キーワード『順序処理』)

[高速生成エンジンを使いますか?] を「はい」に設定することにより、Excel表生成手順の処理速度が、Microsoft Excel で開いて処理するより30倍以上は高速になること。皆様、実感を持ってご存知かと思います。 高速生成エンジンを使っても、まだ遅いと思われ…

corabo:関連サービス

環境面のエラーはサービスの状況を確認! corabo は、専用の情報をデータベース(SQL Server)で管理し、.Net Framework の領域内で動作し、IIS で視覚的操作を可能にしています。‥‥と、言うことは xoBlos ならではでなくとも、関係してくるバックグラウンド…

Designer:CSV ファイルの Excel 抽出時の注意点

CSV の正式な確認方法 xoBlos の業務で、入力データとして登場するファイル形式の一つ、CSV。Office を入れられている方からすれば、「Excel の一種!」というご意見が挙げられることもあるでしょう。 しかし Excel と思われてしまうのは、『アプリケーショ…

Designer:Excel の親切機能に笑顔で対応する

親切が "仇" に。 上図は一見して、特に難しくはない抽出用の制御シートですが、作成途中です。出力項目である「売上」は、セル「AUG2」を対象にしたく‥‥更に隣のセル「AUH2」からは、「bve」という項目名として抽出を行おうとしています。 しかし作成者は、…

Designer:要件の汲み取り方

期待する出力結果から判断する。 xoBlos で開発を行う際、要件が専門的で何を行えば良いか困惑することがあります。要件を提示する側とて、表現が困難な場合もあります。そのような時は一つの手段として、先ず期待する出力結果(帳票)から要件を汲み取るこ…

Designer:生成時の「Sheet1」

参照されることが多い記事だったので、次の記事にタイトルを変えて再掲しました。 Designer:既存ブック、シートに生成する https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2020/09/20/182747 「Sheet1」って? 上図は、単純な新規生成処理で取り扱われるシート達です…

corabo+Designer:外から渡すパラメータの限界文字数って?

限界文字数は取り扱い先で決まる。 xoBlos の業務に於いて、参照元も参照先も、足りない情報があればユーザ自らが xoBlos を通して伝えなければなりません。その為に、業務実行時のユーザ定義変数(パラメータ)というものが用意されています。 さてこの変数…

xobQuery+Excel:異なるバイト文字の存在をチェックする

全体の文字/バイト数を比較する。 値のチェックは、前回記事のように中間処理を設けるのが適当です。必要な情報は、対象となる値の文字列数とバイト数の 2つ。――そこに差があれば、全角と半角の入り交じりは確定し‥‥その比較結果を保持する為に、1列だけ変…

Designer:累計/累積データの取り扱い

前回データと今回データを連結させる。 上図のように、今回生成するデータを常に前回生成した最終データの直後に追加出力するという要件は、結構挙げられます。xoBlos は、こういった累計/累積を成す帳票要件に対し、①前回出力結果の抽出、②今回入力データ…

Designer+Windows:項目数が不揃いなCSVレコードの合成

EDI(電子データ交換)などではよく見かける、ヘッダーレコード、ボディ(本体)レコード、トレーラーレコードの3部構成仕様のCSVレコード(テキスト+カンマ区切りレコード)があったとします。 0,5 1,apple,リンゴ 1,banana,バナナ 1,cat,ネコ 1,dog,イヌ …