Designer:制御シートリファレンスマニュアル

xoBlos Designer のマニュアルの中でも、頻繁に参照されるのが「制御シートリファレンスマニュアル」です。 

  • リファレンスマニュアル(Export).xls
  • リファレンスマニュアル(Import).xls

このリファレンスマニュアルは、Designerの [ヘルプ] から参照できます。

xoBlos Designer ヘルプ
https://xobdoc.wiki.zoho.com/xoBlosDesignerHelp/

手順の設定
 ↓
各手順の説明

  • Excel表から抽出」のページ
  • Excel表を生成」のページ

上記各ページの中に「リファレンスマニュアル」への リンクがあります。

 

Designer:AND、OR、NOTとド・モルガンの法則

xoBlosではいろいろな条件を表すキーワードがあります。

Exporter(抽出処理)での「高度なスキップする行の条件」(長い!!汗)や Importer(作成処理)の「高度選択条件」「高度スキップ条件」等ですね。

これらは全て横に並べた条件はANDで、縦に並べた条件はORという原則が適用されます。

で、何が「高度」なのかというと、条件の指定の仕方に全て否定形(NOT)が用意されているというのがあります。例えば Like '%abc%' に対して NotLike '%ABC%'

=(等しい)に対して !=(等しくない)、>= に対して < 等です。

「高度なスキップする行の条件」で E列が30以上で50未満を抽出したくないなら

高度なスキップする行の条件 E1   >= 30   E1   < 50

とすれば良いですね。これは横に並べたからANDです。つまり

(E1 >= 30)  AND  (E1 < 50)

です 。

では、E列が30以上で50未満を抽出したい ならどうしますか?

逆を考えましょう。抽出したい条件を否定したものが抽出しない条件になります。

じっくり考えれば

(E1 < 30)  OR  (E1 >= 50)

とわかるでしょうが、これを機械的にやる方法があります。ド・モルガンの法則を 使うというものです。今、(E1 < 30)のような条件を A とか B で表すことにします。  

また、A の否定を A と表します。ド・モルガンの法則では

A AND BA OR B    { (A AND B) } の否定は{ (Aの否定) OR (Bの否定) } と同じ

A OR BA AND B    { (A OR B) } の否定は { (Aの否定) AND (Bの否定) }と同じ

となります。イメージとしては、全体の否定は各部の否定のANDとORを入れ替えた組合せ になるということです。(簡単ですね!!)

ということで

(E1 >= 30)  AND  (E1 < 50)  は  (E1 >= 30)  OR  (E1 < 50)

となり、(E1 >= 30)の否定は (E1 < 30) で (E1 < 50)の否定は (E1 >= 50)ですから、 結局 (E1 < 30) OR (E1 >= 50) となります。ORは縦に並べるですから

高度なスキップする行の条件 E1   < 30

高度なスキップする行の条件 E1   >= 50

が答えです。

Importer(作成処理)の場合はどうでしょうか?

例えば 年齢が 30以上で50未満のものだけを取込みたいなら、

高度選択条件で (年齢 >= 30) AND (年齢 < 50) としたい訳ですが、Importerでは 「年齢」という項目は一つしかなく、横に並んでいないので値をコピーでもしないと ANDにできません。しかし、Importerには逆の「高度スキップ条件」があります。 またまた、ド・モルガンの出番です。

入力項目名     年齢

高度スキップ条件  < 30

高度スキップ条件  >= 50

とすればOKです。ド・モルガン様々ですね。

 

蛇足、

なぜImporterには「高度選択条件」「高度スキップ条件」があるのに、Exporterには 「高度なスキップする行の条件」しかないのか?その理由の一つがExporterでは同じ 項目(列)が簡単に横に並べてANDを作り出せるからです。Importerでそのようなことを しようと思えば 「取得データの組合せ」または「取得データの切り出し」 を使うことになります。

corabo:ファイルルート(xoBlosFileRoot)指定を確認する

corabo をセットアップし、Webアプリの設定も終了。いざ、最初の corabo 画面を表示しようとして、下図のようなエラーが出たら。

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もし、データ格納用のファイルルートをDドライブなど、Cドライブ以外にしている場合は、Web.config を確認しましょう。 "xoBlosFileRoot" で検索します。

<coraboインストールフォルダ>\web\corabo\Web.config

(例:C:\web\corabo\Web.config)

    <add key="xoBlosFileRoot" value="C:\xoBlosFileRoot" /> 

この "C:" の箇所を、"D:" など実際のフォルダがあるドライブに変更します。

Designer:スケジューラでの実行

いつもの開発+バッチ作成+スケジュール登録!

作成した業務を呼び出すバッチを用意する

定期的に動かす業務を自動実行するには、タスクスケジューラへのスケジュール登録が打って付けです。先ずは、作成した業務を呼び出すバッチファイル(.bat)を作成しましょう。

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上図①が示しているのは、作成した業務ファイル(.xob)をバッチ起動する為のアプリケーション、「xob.exe」の在り処になります。OS によって、[Program Files]と[Program Files(x86)]と、指定が分かれますのご注意ください。

次に②が示しているのは、作成した業務ファイル(.xob)の在り処になります。

続いて③が示しているのは、「xob.exe」で任意指定可能な、スイッチになります。このスイッチは、作成した業務ファイル(.xob)の実行の際に、パラメータ値を渡すことができます。

そして④が示しているのは、作成した業務ファイル(.xob)の中身になります。前述③でパラメータを渡すように指定した場合、無論④のようにそのパラメータを受け取る為のお皿が必要になります。更に、お皿に取ることを許可する為の『d.実行時に入力しますか?』項の「はい 」の設定も、忘れずに行いましょう。

作成したバッチファイルをスケジューラに登録する

タスクスケジューラのメニューは、「管理ツール」から起動可能です。

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「タスクの作成」を選んで、作成していきます。最低限必要な設定内容を列挙します。

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スケジュール名が決まったら、次は実行のタイミングを設定します。

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最後に、実行するファイルそのもの――バッチファイル(.bat)の在り処を設定します。

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これで、自動実行が成立しました。

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corabo:セットアップ時のコマンドプロンプトは「管理者として実行」

corabo をセットアップするときに、何カ所かコマンドプロンプトで実行するところがあります。そのときのコマンドプロンプトは、通常起動ではなく、管理者として実行起動してください。

下図は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」する画面の例です。

Windows Server 2022

Windows Server 2012 R2

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corabo:製品バージョンを確認する

xoBlos corabo のバージョンを確認するには、corabo にログインし、[ホーム] 画面を表示します。

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[ホーム] 画面右側の「Powered by xoBlos corabo」をクリックすると、バージョン情報が表示されます。

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上図の例では、xoBlosJobWeb.dll のところに表示されている「1.2.1.487」が corabo Webアプリ のバージョンとなります。