xobQuery:項目名の大文字小文字を保持する

xobQueryでの項目名についてです。

::\helper\xobquery.exe

-i sales.xml/tbl -o out.xml/tbl -q "select * from tbl"

上記のように入力する場合、sales.xmlの項目で「DOCUMENT_No」のように大文字を含む項目名が、出力では「document_no」のようにすべて小文字になるのが、デフォルトの仕様です。

下記のように /C を付けることにより、「DOCUMENT_No」のままで出力できます。

-i sales.xml/tbl/C -o out.xml/tbl -q "select * from tbl"

/table_name なしで指定している場合は、「/tbl」のように明示的にテーブル名を指定してから /C を付けてください。

ExcelシートからXMLに直接変換する場合も、/C が使えます。

-i sales.xlsx::データ/tbl/C -h -o out.xml/tbl

corabo:画面表示がおかしい!

環境構築は終わったのだけれど‥‥

corabo のセットアップが完了し、さあログイン‥‥。しかし初期画面時点から、デザインが失われてしまっている――。

問題の状態:
f:id:xoblos:20171018194333p:plain 本来の状態:
f:id:xoblos:20171018194324p:plain

インターネット回線の速度や、JavaScript などの有効/無効によって、類似した画面の差異を目にすることはありますね。

しかしそれらにも問題が無い場合は、セットアップの工程にある――下図のような設定内容を、振り返る必要があるかもしれません。

f:id:xoblos:20171018194343p:plain

この設定は、「コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\プログラムと機能」の『Windows の機能の有効化または無効化』の選択から行えます。‥‥上図で選択されている項目のチェックが外れている場合、デザインの欠けた corabo が実行されてしまいます。オフになっていた場合は、オンにしてから再確認してみましょう。(チェックのオン/オフで、マシンの再起動が必要になる場合もあります。)

corabo:「xoBlosLockService の実行設定」画面の保存時

 『corabo ご利用ガイド』の「業務定義」からアクセス可能なファイルやフォルダーを変更する に関する補足です。

下図は、ServerSettingWindow.exe をダブルクリックして起動した、「xoBlosLockService の実行設定」画面です(『corabo ご利用ガイド』より抜粋)。

 f:id:xoblos:20171015222946p:plain

設定を保存したのに、タイミングにより設定が反映されない場合は、Windowsの「サービス」画面から、xoBlosLockServiceを選択し、右クリック [再起動] することにより、設定が反映されます。

f:id:xoblos:20171015223619p:plain

corabo:『corabo DB』のバックアップをとるとき

SQL Server Management StudioのGUIを使用して、corabo DBのバックアップをとろうとしたときに、下記のようなエラーメッセージが出て失敗したら。

***.bakに読み込まれたメディアは1メディアファミリをサポートするようにフォーマットされていますが、バックアップデバイスの仕様では、2メディアファミリが必要です。

f:id:xoblos:20171015220036p:plain

 手順を見直してみましょう。

f:id:xoblos:20171015220127p:plain

f:id:xoblos:20171015220141p:plain

 既に上図のように、前回バックアップファイル名 c:\corabo\201709.bak が表示されていて、今回 c:\corabo\201710.bak という新しいファイルにバックアップをとりたいときは、古い方のファイル名を [削除] してから、新しいファイル名を [追加] してください。

こうしないと、 前述の「バックアップデバイスの仕様では、2メディアファミリが必要です。」のようなエラーメッセージが出ることがあります。

 

Designer:データにマッチキー項目が無い変換入力

マッチングの考えが抜けていたら?

変換入力。一例としてはマスタデータを用意し、基本入力データとマッチングをかけて、足りない情報を出力させる。制御シートを直接修正することもなく、マスタデータのメンテナンスのみで変更対応が行える。

‥‥しかし時として、補足すべき情報でもマッチさせるキーが無いというケースが発生します。このような場合のマッチングには、生成時点で参照される基本入力データの全レコードに共通の補足情報を追加して良いことと、それでいて変動する補足情報であることが大前提になります。

f:id:xoblos:20171013143034p:plain

上図のような極めて小さい情報も、マスタデータ化しておくことで変更対応がスムーズに行えるようになります。しかし基本入力データを見る限り、マッチングできる項目は無さそうですね。‥‥では制御シート側はどういう作りにしておく必要があるでしょうか。

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上図、決め手は『基本入力』『変換入力』両セクション内にあるキーワード『固定値』になります。マッチングさせる共通の値がお互いのデータ内に無いのであれば、無理矢理作ってしまえば良いのです。

青字の「#Dummy」は無論、基本入力データにも変換入力データにも存在しない項目なので、変数(お皿)扱いです。しかし、いずれの全レコードにも共通の値「A」を持つことになりました。‥‥ここまで来れば簡単ですね。どのデータも「平成」「1988」の値を取り扱うことができ、年号マスターを修正するだけで変更対応が行えるようになりました。

corabo+Designer:.NET Framework 3.5 を有効にするときの「HTTP アクティブ化」などの設定

xoBlos corabo のインストール時、Microsoft .NET Framework 3.5 SP1、および、 Microsoft .NET Framework 4.0 以降は必須のシステム要件となります。

NET Framework 3.5 が有効になっていない環境では、有効にしますが、「.NET Framework 3.5 Features」をチェックオンにしたときの、その下の階層の 「HTTP アクティブ化」、「非 HTTP アクティブ化」はチェックしなくて結構です。

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Windows Server 2012 では、チェックするとインストールに失敗することがあります。

また、Windows 7 では、下図のようにUIが英語になっていることがありますが、これもチェックオフのままにします。

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Designer+Excel:平均値を取る

足りない情報は対象データ件数。

生成キーワード『加減算』で、金額や数量項目を集約することはできますが、平均を求める際に必要な、データ件数はどのようにして得ましょうか。‥‥読み込む 1データを「1」として見て、常に足していくことを考えますと‥‥。何ということはありません、対象データに常に「1」という情報を紐付け、それすらも加算してしまえば良いのです。

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上から――生成用の雛形シート、制御シートの例になります。

生成キーワード『固定値』に「1」を設定し、入力ファイルに存在しないことから「#」始まりで項目名を指定していますね。雛形シート上にはいずれの項目も出力しますが、E列には「ブレイク項目単位に集約した数値項目」÷「ブレイク項目単位に対象となったデータ件数」で、平均が算出されるように関数が設定されています。

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