xoBlosの手順から、WSH(Windows Script Host)のVBScriptまたはJScript(JavaScript)を呼び出して実行できます。
DesignerでローカルPCで実行するときは、スクリプトファイルの拡張子(.vbs や .js)に関連付いたwscript.exeで実行しても問題ないのですが、エラーメッセージをポップアップ表示するような処理(WScript.Echo など)を入れていると、サーバー実行時にはプロセスが待ちになってしまい、問題となります。
このため、coraboサーバーでの実行を考えての、最良のWSHスクリプトの呼び出し方のサンプル設定画面が下図です(VBScriptでのDesigner画面の設定例)。
関連付けられたアプリケーションで実行しますか?: いいえ
実行するファイル(必須): C:\Windows\System32\cscript.exe
コマンドライン引数: sample.vbs arg1 arg2 (←名前、引数、フォルダ配置は自由)
標準エラー出力を書き込むファイル: StdErr.txt (←名前、フォルダ配置は自由)
エラー時のメッセージファイル: StdErr.txt (←名前、フォルダ配置は自由)
上記のように設定した上で、スクリプト(この例ではVBScript)から
WScript.StdErr.WriteLine "単価にエラーがありました。"
のようにエラーメッセージを出力すると、下図のように反映出力されます。
【Designer実行でのエラーメッセージ】
【coraboブラウザ実行でのエラーメッセージ】
スクリプトからの WScript.StdErr.WriteLine の部分を、WScript.StdOut.WriteLine にすれば、標準出力にもデータを出力できます。その場合は、設定画面の「標準出力を書き込むファイル」にファイル名を指定します。
スクリプト言語での記述の差を下記にまとめました。
【VBScript】
WScript.StdErr.WriteLine "エラーメッセージ"
WScript.StdOut.WriteLine TankaData
WScript.StdErr.WriteLine("エラーメッセージ");
WScript.StdOut.WriteLine(TankaData);
また、C:\Windows\System32\cscript.exe を実行できるように、coraboサーバーでのセキュリティ例外設定が必要ですので、忘れないようにしてください。