Designer:取得データの分離文字が "全角スペース"

使えないなら使えるようにしてしまおう。

生成キーワード『取得データの分離』は、分離の基準となる文字を指定すれば、それを境目に区分けされたそれぞれの情報を取り扱える、便利なキーワードです。しかし残念なことに、この分離文字にスペース(全角)を指定することはできません

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スペースが区切り目である情報は、幾らでもあることでしょう。上図のように、住所より「建物」の部分は別の枠へ生成――等は大いに有り得ますね。そのような場合、『取得データの分離』は活躍できないのでしょうか。‥‥いえ、『取得データの分離』だけでは活躍に成らないのです。

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分離文字にスペースが扱えないのであれば、スペースを扱える文字に置換してしまえば良いのです。更に、実際のデータには入り得ない文字に置換するのが望ましいです。(上図例では「@(アットマーク)」に置換しています。)キーワード『文字列編集』は、『取得データの分離』よりも先に処理が行われます。

上図例の項目「住所」のように、処理としては扱うけれども、実際の帳票上には出力させないような項目は、キーワード『セット先セル』を空欄にします。そして、参照している基本入力データ(XML)に存在しなかった項目は、「#住所前半」「#住所後半」のように、最初に「#」を付けて任意の項目名を設定しておきます。これはプログラムの世界で言う、変数のようなものですね。