07 縦横固定クロス集計表

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縦軸の分析軸も、横軸の分析軸も固定で変わらない表(変わっても随時メンテナンス可能で、あまり変わらない表)を、「縦横固定クロス集計表」という呼称で呼んでみます。

上図の例では、縦軸に商品カテゴリー(商品分類)と商品名、横軸に時系列(会計年度の年度、半期、月)を設定しています。 この例のように、横軸は時系列(年度、半期、四半期、月、週、日など)になる業務要件が多く、縦軸は商品、製品、サービス、組織(部門、部課)、プロジェクト、エリア、勘定科目、費目など、様々な観点で設定されます。

それでは、上図のような表を目標(GOAL)にして、xoBlos の生成制御シートを設定してみましょう。

ひな形(テンプレート)シート

生成制御シート

全体設定

  • [データ部分の左上] キーワードで、在庫がセットされる最も左上のセルを指定しています。
  • [対象部分の右下] キーワードで、在庫がセットされる最も右下のセルを指定しています。
  • [スキップ行] キーワードで、「アイスクリーム計」「ようかん・プリン計」の行をスキップ行(データをセットする対象としない行)にしています。2つの行には、ひな形(テンプレート)シートで、集計するSUM関数が予めセットされています。
  • この例では支店名でシート分割する業務要件を実現しているので、[シート分割] キーワードで、入力データの「支店名」を指定しています。「支店名」は、<支店名>月次棚卸表_A支店</支店名> のような形式になっていますので、[基本入力]-[取得データの分離] キーワードで、支店名のみを取得してシート名にセットしています。

基本入力

  • [区分] キーワードで、縦軸と横軸のインデックスを指定しています。縦軸は商品カテゴリー(小分類)、商品名(詳細行)の2階層。横軸は月(見出し)の1階層です。
  • [セット先セル] キーワードで、ひな形行、ひな形列のセット先セルを指定しています。
  • [ひな形の行数または列数] キーワードで、ひな形行の行数を1に、ひな形列の列数を1に指定しています。これで縦(行)も横(列)も1ずつ繰り返し生成されます。
  • [取得データの分離] キーワードで、<支店名>月次棚卸表_A支店</支店名> のような形式から第2フィールド(支店名のみ)を取得しています。
  • [行・列の作成禁止] キーワードで "" に指定して、 インデックス(分類と見出し)項目を、ひな形(テンプレート)シートのインデックス項目にマッチングさせ、縦(行)にも横(列)にも行・列を増やさないようにしています。

この例では在庫の集計を行わず、転記のみを行っていますが、集計の業務要件の場合は、「在庫」の [加減算] キーワードを "加算" に指定します。

この例では [行ひな形の左上]、[列ひな形の左上] キーワードを指定していませんが、縦横固定クロス集計の最大のポイントがこの点となります。行ひな形、列ひな形としては、ひな形(テンプレート)シートでインデックスがマッチした行、列がそれぞれのひな形行、ひな形列となります。