古代ローマの十二表法 (紀元前450年頃)

十二表法(じゅうにひょうほう)Lex duodecim tabularum 」は、紀元前450年頃に制定されたローマ最古の法典であり、英語では「the Twelve Tables of Rome」と言います。

十二表法は、既存の慣習法を成文化した12個の表(銅版に刻まれた法文)からなり、「父親が息子を奴隷として3度売った場合、息子は父親から自由になる」など、内容には当時の奴隷制を色濃く反映した内容も含まれていました。

英語の「table」には、法律、法典(Laws)としての語義があり、十二表法が銅版のような平板(テーブル)に記されていたというところに、連想イメージとしてのテーブル(平板、法律、表)が見え、興味深いところです。