前回記事では、47の都道府県データを全件(全レコード)選択するサンプルをご紹介しました。
xobQuery:DB処理の原型から始めよう https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2021/08/02/232238
次に、クエリファイル(.sql ファイル)に記述したSQLで、全件ではなく、関東1都6県のみを選択出力するなど、いくつかパターン登録して実行してみましょう。
コマンドライン引数の3つのパターン
-i INPUT\input.csv/work -h -Q SQL\P1.sql -o OUTPUT\output1.xml
-i INPUT\input.csv/work -h -Q SQL\P2.sql -o OUTPUT\output2.xml
-i INPUT\input.csv/work -h -Q SQL\P3.sql -o OUTPUT\output3.xml
パターン1 関東1都6県
P1.sql
/* パターン1 関東1都6県(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川) */ SELECT * FROM work WHERE 都道府県コード = '08' or 都道府県コード = '09' or 都道府県コード = '10' or 都道府県コード = '11' or 都道府県コード = '12' or 都道府県コード = '13' or 都道府県コード = '14';
出力結果(output1.xml)
パターン2 四国4県
P2.sql
/* パターン2 四国4県(徳島、香川、愛媛、高知) */ SELECT * FROM work WHERE 都道府県コード = '36' or 都道府県コード = '37' or 都道府県コード = '38' or 都道府県コード = '39';
出力結果(output2.xml)
パターン3 東北6県
P3.sql
/* パターン3 東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島) */ SELECT * FROM work WHERE 都道府県コード = '02' or 都道府県コード = '03' or 都道府県コード = '04' or 都道府県コード = '05' or 都道府県コード = '06' or 都道府県コード = '07';
出力結果(output3.xml)
更なる課題
それでは問題(課題)を出してみます。
「業務の設定」画面に、入力パラメータ(業務変数)として「パターン番号」(1-3)を設定し、ユーザーが入力できるようにします。
1が入力されたら「パターン1 関東1都6県」、2が入力されたら「パターン2 四国4県」、3が入力されたら「パターン3 東北6県」のクエリ処理が実行され、3通りの出力結果となるよう、手順を組み立ててみましょう。解答は後日掲載します。