ラジオボタンとチェックボックス:値を抽出する https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2024/11/04/175110
上記の記事では、Excelシートからラジオボタン、チェックボックスの選択された値を抽出する 手法について解説しました。
この手法の派生形として、今回は逆方向で、入力データの値を Excelシートのラジオボタン、チェックボックスに反映させる手法を解説します。
入力Excelファイル例(利用申請データ.xlsx)
デザイナでの業務手順と出力結果例
ひな形シート上は、H列~J列は非表示になっていて、出力シートでは表示されていないので、再表示してみます。
ラジオボタン「男(女)」のオブジェクトは、セルH6に値がリンク設定されていて、H6が「1」のとき「男」にチェックされ、「2」のとき「女」にチェックされます。
「利用コース」のチェックボックスの値も、H7、I7、J7にリンクされ、「TRUE」のときはチェックオン、「FALSE」のときはチェックオフがセットされています。
テンプレートブックのひな形シートでは、下図のようにH列~J列は非表示にしておきます。
生成制御シート
この例における、生成制御シートの設定を見てみましょう。
オレンジ色に塗ったセルC15は、[制御シートの書き換え設定] で繰り返し基準ファイル(入力データ)の「申請No」がセットされます。
[選択条件] を繰り返し手順実行時の「申請No」にセットし、00028、00029、00030と順次フィルタリングされますので、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の順でExcelブックが出力されていきます。
出力シート例
ラジオボタン値セット時の留意点
チェックボックスだけの場合は生成手順を高速エンジンで実行しても大丈夫です。ラジオボタン(オプションボタン)に値をセットしたい場合は、高速エンジンが使えないので、[高速生成エンジンを使用しますか?]を [いいえ] にする必要があります。