販売分析業務を考える前に (4)

前回記事では、野菜の分類関係を分析するために、UMLクラス図を描いて「食用部位による分類」を試みてみました。

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クラス図を描くのは、PowerPointExcelの作図機能で描くのはなかなか難しく、UML作図ツールを使う事になるため、今回は同等の分類関係を、 テキスト(タブ区切り)データとExcelシートで表現してみます。

テキスト(タブ区切り)データ

タブ記号(Tab)でインデントをかけ、分類関係の階層を表現します。

野菜種類		
	葉菜類	
		キャベツ
		白菜
		レタス
		ほうれん草
	茎菜類	
		たけのこ
		セロリ
		アスパラガス
	根菜類	
		大根
		にんじん
		れんこん
		ごぼう
		いも類
	果菜類	
		トマト
		なす
		かぼちゃ
		ピーマン
	花菜類	
		ブロッコリー
		カリフラワー
	きのこ類	
		しめじ
		しいたけ
		えのきたけ
		マッシュルーム
	香味野菜	
		しょうが
		にんにく
		しそ
	山菜類	
		ふきのとう
		たらの芽
		わらび

Excelシート

白紙のExcelシートに、前述のテキスト(タブ区切り)データをコピペし、カテゴリー(分類)項目の右隣セルに "@" を入力してみます。

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xoBlos「Excel表から抽出」手順にかけてみる

「データ部分の左上」をB2にして、単純にB列、C列を抽出した結果

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B列に %upper(同上)を指定して抽出した結果

出力項目名 野菜種類
対象セル B2
データが無いときの値 %upper

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抽出データを利用する

前述までの抽出データができれば、後は「Excel表を生成」手順で、色々と料理することが可能になります。

通常の商品マスターデータ作成のときには、「スキップ条件」で「野菜名」が "@" のデータをスキップするよう指定します。逆に「野菜種類」の分類一覧をリスト化したい場合は、「選択条件」で「野菜名」が "@" のデータを選択するよう指定します。

この "@" の例のように、ちょっとした工夫でExcelシートが分析・設計ツールに生まれ変わります。xoBlos(ゾブロス)との併用により、Excelを活かし、Excelと生きることができます。最近「脱Excel」というキーワードをよく耳にしますが、xoBlos(ゾブロス)があればExcelと一緒」に進んでいけます。