アノテーション(annotation)へのアプローチ
関連する情報(メタデータ)を注釈として付与することをアノテーション(annotation)と呼び、昨今のAI技術でも重要な 技術として注目されています。
この記事では、xoBlos(ゾブロス)ならではのアノテーション技術として、 項目の値によりセルに色を塗る方法を考えてみます。
以下の記事では、項目(XMLタグ)に付与したStatus属性を使って、 2つのデータの差分情報に色を塗る方法を解説しました。
「差分抽出機能」のサンプル(前編)
https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2022/11/24/151803
「差分抽出機能」のサンプル(後編)
https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2022/11/27/171744
Status属性を「差分抽出機能」以外でも使用して、項目(XMLタグ)に付与できれば、 後は「条件塗りつぶし」セクションで自在に色が塗れそうですね。
入力データと出力データのサンプル
「注釈1」と「注釈2」にアノテーションが記述された入力データ
アノテーションの内容により、セルに色が塗られた出力データ
業務手順の組み立て例
「Excel表を生成」手順での制御シート例(Status属性 を判定してセルに色を塗る)
「抽出データの編集」手順(注釈を Status属性 にセットする)
CTL\編集_Status属性.xml の指定内容
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" standalone="yes"?> <Root> <Convert> <Stages> <Stage> <NewTags> <NewTag> <TagName>注釈1</TagName> <Source> <AddAttr>Status,注釈1</AddAttr> </Source> </NewTag> <NewTag> <TagName>注釈2</TagName> <Source> <AddAttr>Status,注釈2</AddAttr> </Source> </NewTag> </NewTags> </Stage> </Stages> </Convert> </Root>
この変換の結果、「注釈1」と「注釈2」のタグに属性Statusが付与され、属性値は項目の値と同じになります。
「抽出データの編集」手順の入門編としては、次の記事を参照してください。
編集変換:2パターン以上の文字列変換
https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2021/08/01/150111