典型的な業務サイトフォルダ構成例
[データ選択] という業務サイトフォルダの下が、次のような典型的なサブフォルダ構成になっているとします。
[CTL] 制御シートなど制御ファイルフォルダ
[INPUT] アップロードフォルダ
[OUTPUT] 出力フォルダ
[WORK] 作業フォルダ
入出力ファイルの名前を可変にする場合
アップロードフォルダにアップロードされるファイルを、毎回同じ固定のファイル名にしたくない要件や、 出力フォルダに出力されるファイルを、毎回同じ固定のファイル名にしたくない要件があるとします。
アップロードフォルダの場合、次の参考記事のように、置換キーワードを使用して、ファイル名を可変にできます。
corabo:アップロードファイル名を工夫する https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2022/10/09/161811
出力フォルダの場合、次の参考記事のように、システム変数を使用して、出力ファイル名を可変にできます。
corabo+Designer:システム変数を使う https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2017/03/14/035007
corabo+Designer:ファイル名にタイムスタンプ(システム日時)を付ける https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2016/11/26/183212
[WORK] 作業フォルダも、利用者(ユーザー)が多い場合、複数のユーザーによる同時実行時に、ファイル名の衝突を避けたい要件が必ず出てきます。
そんなときに、ログインユーザー専用(この業務専用)の一時作業フォルダを使用する設定方法が以下となります。
デザイナでの SYS_WKDIR (一時作業フォルダ)の設定
[d. 実行時に入力しますか?] を「はい」にします。[c.(既定の)値] は、デザイナでのテスト用に、存在する作業フォルダ名を指定しておきます。
[値の編集](編集エディタ)で SYS_WKDIR を指定します。
デザイナ実行(スタンドアロン実行)時のパラメータ入力画面
サーバーへの配置と corabo でのページ設定画面
サーバーへの配置(xoBlosFileRoot への配置)は、[データ選択] フォルダを丸ごと一式のコピーで大丈夫です。
corabo での実行画面
システム変数(SYS_ 変数)は、入力パラメータには表示されず、値は自動設定されます。SYS_WKDIR の規定値「WORK」は、corabo 画面からの実行時には、ログインユーザー専用(この業務専用)の一時作業フォルダとなります。