マイクロソフト社のチャールズ・シモニーたちが Excel を開発した頃
Excel の海外での発売は、1984年のことです。何と、アップル社のMac用表計算ソフトとして発売されました。 Excel の開発にどれぐらいの期間がかかったかは調べていませんが、1984年にいたる1981年~1984年までのコンピュータ関連の主なトピックを、海外と日本とで年表にまとめてみました。
年 | 海外 | 日本 |
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1981 | マイクロソフトがMS-DOSを開発、表計算ソフト「Multiplan」を発売。IBMが「IBM-PC」を発売し、パソコン市場に進出。UNIX 4.1 BSD(Cシェル)が開発される。 | 内閣から常用漢字表(1,945字の漢字表)が告示される。東京で「第5世代コンピュータ国際会議」開催。 |
1982 | Sun Microsystems社誕生(UNIX BSD互換機)。MCCが第5世代コンピュータ開発開始。 | 75万円のワープロ「MY-OASYS」(100万円を切るワープロ)が富士通より発売。ICOTが第5世代コンピュータ開発開始。 |
1983 | 表計算ソフト「ロータス1-2-3」全米でヒット。UNIX System-Ⅴ R1発表。 | 通称「新JIS漢字」の制定。JIS X 0208-1983(6,877字の文字表)が日本規格協会から出される。 |
1984 | スーパーミニコン「VAX86009」(DEC)、新型パソコン「AT」(IBM)、32ビット「マッキントッシュ」(アップル)。Mac用表計算ソフト「Excel」発売(マイクロソフト)。DEC社、UNIX 4.2 BSD 互換機ULTRIX発売開始。 | 坂村健「TRON計画」発案。 |