プレパレーション(前処理)という言葉は、古くからシステム開発やデータ処理で 使われてきており、昨今ではデータ分析のための前処理(データ整形・加工など)として使われることが多く、データプレパレーションツールも各種、市場に出回っています。
xoBlos(ゾブロス)もデータプレパレーションの役割で活用されることが多く、「前処理→データ分析」だけでなく、「前処理→システム連携」、 「前処理→パッケージ連携」、「前処理→Web API連携」「前処理→メール送信」、「前処理→Excelピボット」、「前処理→BI連携」、「前処理→システム移行」といった多くの活用シーンがあります。
そしてその特徴としては、「Excelの特性を最大限に活かしたデータプレパレーション」が挙げられます。業務シナリオの設定にExcelを活用し、データのプレビューでもExcelが利用できます。
また、Excelでは扱えない大量データ処理が必要な場合は、内部DBを使用する「xobQuery(ゾブクエリ)」という仕組みも用意されています。
xoBlos(ゾブロス)データナビゲーションマップ
楕円形の図形は、データを登場人物としたステージ(舞台)であり、xoBlos の各手順種(ツール種類)に対応します。画像をクリックすると拡大します。
凡例:登場人物ならぬ、登場データ
Excel ファイル(xls、xlsx、xlsm ファイル)。 ブック、シート(表形式)、行・列、セルというデータ構成を持つ。 |
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CSV ファイル。 テキスト+カンマ区切り、またはテキスト+タブ区切りデータ。 |
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xoBlos 標準XMLファイル。 |
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テキストファイル。 固定長テキスト、不定型テキストなど。 |
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DB(データベース)データ。RDB(リレーショナルデータベース)の table(テーブル)データ。テーブルは表としての形式を持つ。 |
xobQuery(ゾブクエリ)特設ステージ
凡例:楕円形で表記したステージ(舞台)
図形略号 | [新しい手順] メニュー | 手順種名 |
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Exporter | [抽出データを作成する]-[Excelファイルから] | Excel表から抽出 |
CSV→XML | [抽出データを作成する]-[CSVファイルから] | 変換(CSV→抽出データ) |
DB→XML | [抽出データを作成する]-[データベースから] | 変換(DB→抽出データ) |
Importer | [抽出データから出力する]-[Excel表を生成] | Excel表を生成 |
XML→CSV | [抽出データから出力する]-[CSVファイルを生成] | 変換(抽出データ→CSV) |
XML→XML |
[抽出データを作成する]-[XMLファイルから] |
変換(XML→抽出データ)
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XSLT | [コピー/削除/その他]-[XMLを任意の形式に変換] | 変換(XSLTで) |
xobQuery |
[外部のアプリケーションを実行] 実行するファイル |
外部アプリの実行 xobQuery |
前処理→Web API連携
Web APIでやり取りされるデータとして、近年著しく利用が進んでいるデータ形式が JSON です。「前処理→Web API連携」に関しては、JSONデータの作成に活用できます。もちろん、従来のCSV形式やXML形式で受け取るWeb APIの前処理でも使えます。
複数レコード(複数行)のJSONデータを作成する https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2021/10/31/182935
作成されたJSONデータ(またはCSVデータ、XMLデータ)は、xoBlos「Webサービスの呼び出し」機能(手順種)の 入力データとして利用でき、外部Webサービス(Web API)に連携できます。