corabo:ネットワークドライブ指定の注意点_初太刀

ネットワークドライブをパス指定する。

前回記事で、Designer からネットワーク上にあるフォルダ/ファイルを参照する際に、ホスト名或いは IPアドレスの、2パターン使用できることをご案内しました。

では、それらの情報を割り当てたドライブの表記はどうなるのでしょうか。‥‥最初の 2パターンと同様、Designer の設定とセキュリティ例外設定は、内容が一致していなければなりません。

ネットワークドライブの割り当て

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上図例では、あと適したコピー先の設定さえすれば、Designer 時点では正常な動作結果を得られます。しかしこの方法は――corabo からの実行では、たとえセキュリティ例外設定を万全に行ったとしてもエラーになってしまいます。

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コマンドプロンプトを、管理者として開く(上図の上部)か、普通に開く(上図の下部)かで、冒頭の図で列挙した Zドライブは見え方が変わります。ここまで来ると、察しがつく方もいらっしゃるかもしれません‥‥そうです。管理者権限を前提に設定/参照ルートを成している corabo では、管理者権限を持った上で割り当て設定したネットワークドライブでなければ、取り扱えないのです。

ネットワークドライブの割り当て(管理者モード)

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引き続き管理者として実行したコマンドプロンプトから、ネットワークドライブの割り当てを行ってみましょう。上図の上部のように、コマンド「net use 割り当て先ドライブ(任意) 割り当て先アドレス」を入力します。割り当て先を接続する際、ユーザー名とパスワードが必要な場合は、赤枠のような入力テキストが出力されます。

現在の割り当ての詳細を一覧表示する場合は、上図の下部のように、コマンド「net use」のみで確認が行えます。

さて、これで Yドライブとして設定すれば corabo からの実行でも正常に動作するようになりました。しかし今度は逆に、Designer の方がエラーを出すようになります。‥‥テスト(Designer 実行)用/本番(corabo 実行)用と、パラメータで分けておく等の工夫が必要ですね。

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