前回記事では、コマンドプロンプトで xbtrun.exe を実行して動作を確認してみました。
通常の xbtrun 実行では、スケジューラやRPAからの自動実行など、無人運転で実行することが多いのですが、前回のコマンド入力手順を整理してみると、下記のようになります。
- cdコマンドでxbt/xobファイルのあるフォルダに移動する。
- xobtrun.exe で、xbt/xobファイルを指定して実行する。
- コンソールに出力されるログを、ファイルにリダイレクト出力する。
この一連の流れを、batファイル(バッチ実行用のテキストファイル)に記述し、auto.bat という名前を付けてみます。
【auto.bat ファイルの内容】
echo off set RUN="C:\Program Files (x86)\DIT\xoBot Solo\xbtrun.exe" rem xbt/xobファイルのあるフォルダパス set FOLDER="C:\業務A" cd %FOLDER% %RUN% -f A.xob > xbtrun.log
手動で実行する場合は、auto.bat ファイルのあるフォルダから、ダブルクリックで実行するか、コマンドプロンプトから auto.bat と入力して実行します。 各種スケジューラ、システム運用管理ソフト、RPAなどから実行する場合は、実行用ファイルとして auto.bat を指定して設定実行します。
このbatファイル例では、xbtrun.exe のフルパスを、batファイルの中にその都度記述する方法をとっていますが、Windows 環境変数の Path 変数に xbtrun.exe のあるフォルダパスを登録し、xbtrun.exe という記述のみにする方法もとれます。
Path 変数(環境変数)の設定方法に関しては、Windowsに関するネット記事や文献を参照してください。