CSVデータからの抽出3選と「前ゼロ付加桁数」

【1】最も設定が簡単な「変換(CSV→抽出データ)」手順

in1.csv

「変換(CSV→抽出データ)」手順で、[b. 入力の1行目をヘッダとみなしますか?] 「はい」にします。

ただし、1行目のヘッダ項目に、XML標準としては不正な文字が含まれる場合は、エラーとなります。

【参考記事】

エラー:XMLのタグ名として適さない文字が含まれています。
https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2017/02/02/013249

項目名(XML要素名)に使える文字は?
https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2018/11/23/155449

【2】ヘッダ項目に不正な文字が含まれる場合

次の in2.csv では、項目名(タグ名)に半角カタカナ(XMLタグとしては不正な文字)が含まれています。

in2.csv

「変換(CSV→抽出データ)」手順で、[b. 入力の1行目をヘッダとみなしますか?] 「いいえ」にします。

出力項目名(タグ名)は、自動的に Item1、Item2、Item3、…Item(n) となり、1行目のデータとしてヘッダ項目も出力されます。後続のExcel表を生成」手順で、1行目のヘッダ項目データをスキップ条件で読み飛ばす必要があります。

【3】「Excel表から抽出」手順を使ってCSVから変換

Excel表から抽出」手順では、入力ファイルとして通常はExcelファイルを指定しますが、CSVファイルを入力ファイルとすることもできます。この場合、シートの考えがないため [シート名] には ?1(第1シート)を指定します。

留意点となりますが、「Excel表から抽出」手順では、ExcelCSVファイルを開いたときと同じように、前ゼロを含む項目では前ゼロが取り去られて抽出されます。前ゼロを残したい場合は、制御シートの「前ゼロ付加桁数」キーワードに、前ゼロ付加後の項目の桁数を指定します。