QC七つ道具の「チェックシート」(1970年代~)

日本の企業文化に定着しているQC(品質管理)ですが、その改善手法として有名な
「QC七つ道具」があります。昔はその一つに「層別」がありましたが、最近の七つ道具は下記の七つを呼ぶことが多いようです。

また、数値情報より言語情報に着目した改善手法として、「新QC七つ道具」もあります。

1980年代初頭(ワープロもパソコンもなかった時代)は、「QC七つ道具」は手書きで描いていた記憶があります。「チェックシート」も、今なら Excel で簡単に作れるものを、定規とシャープペンシルを使って時間をかけて作っていました。

「チェックシート」は、データの分類や項目別の分布や出現状況を把握するために使われ、「QC七つ道具」の中でも簡易に作成できる形式です。現在なら Excel などで簡便に設計・作成できます。

ネットの検索エンジンで「チェックシート QC七つ道具」などのキーワードで検索すると、「チェックシート」に関する多くの解説記事やサンプルが見つかります。

種類としては大きく「調査(記録)用チェックシート」、「点検(確認)用チェックシート」の2種類ですが、どちらも縦軸に確認ポイント(項目)を設定し、横軸に観点を設定した2次元(縦・横)の表を形式として持ちます。

横軸の観点は、改善したい業務により、自由に設計・設定します。

時系列の観点だと、時間別・日別だったり週別・月別だったり、四半期別・半期別・年度別などの観点。場所の観点(エリア、都道府県、事業所、工場、フロア、部屋など)、製造・製品の観点(製造装置、工程、製品・部品など)、サービス・商品の観点顧客の観点組織・人の観点(社員、担当者、部門など)と色々な設計ができます。

Excel と xoBlos を一緒に使ったチェックシート処理では、次の記事のように、チェックボックスラジオボタンの利用も有効です。

チェックボックスラジオボタンの値を抽出する
https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2021/03/13/182402

xoBlosでExcel業務システムを構築するときの、診断・計画フェーズや要件定義フェーズにおいて効果的な設問を、チェックシートでまとめたものもあります。

xoBlos 業務チェックシート
https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2018/02/19/001856