11 縦可変コントロールブレイク集計表

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キーデータが変わったところで小計中計などのサマリを入れる集計表を、コントロールブレイク集計表と呼んでみます。

xoBlos デザイナでは、テンプレートシート(ひな形シート)に整形記号(#I、#U、#S)を入れてコントロールブレイクを指定します。

制御シートとテンプレートシート(ひな形シート)

上述の例は、地区計(小計)、方面計(中計)、総合計を入れた3階層のコントロールブレイク集計表です。解説を簡単にするために、データは方面、地区、地域レベルで事前に集計済みで、前もって出力したい順番に並べられています。その生成制御シートとテンプレートシートは下図のようになります。

E7に設定されている数式・関数  =SUM(E5:E6)

E9に設定されている数式・関数  =SUM(E5:E8)/2

E11に設定されている数式・関数 =SUM(E5:E10)/3

ひな形シートの10行目を削除するため、「整形対象部分の右下」キーワード指定も必要です。

整形記号に関する記事

Designer:整形記号「#」の三兄弟 https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2017/12/14/164620

整形記号の役割を調べてみる

整形記号を使用したサンプルや教材を入手された場合は、その完成系の整形記号の#を@など別の記号にして無効化して実行してみると、整形記号の役割を理解する一助となりますのでお試しください。

下図は、整形記号を@I、@U、@Sに変えて無効化して実行してみた出力結果です。

ブレイクキーの制御を、#I、#Uが担っていることがわかります。次に、整形記号#I、#Uを元に戻して(有効化して)実行した出力結果が下図です。

後は#Sも元に戻して実行してみてください。これは理解しやすい整形記号かと思います。

Designer:#S 記号(Spacer)で不要な箇所を削除する https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2017/03/31/170727