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前回の「課題編」に対する「解決編」を掲載します。下図は、2手順で設定した「シート間転記」の業務をデザイナで開いて実行した結果の画面です。
それでは、「変数⇦Excel」作業変数へセット(Excelから)手順の設定を見てみましょう。
[作業変数定義] で、DATA という作業変数を定義しています・
転記元となるA表の [シート名] を指定し、[取得元アドレスの指定] で C1:E4 のように取得範囲をアドレスで指定します。この手順での実行結果は下図です。
ここまでで作業変数 DATA に、指定したセル範囲の値が配列で入ります。次に「変数➡Excel」変数値の出力(Excelファイルへ)手順の設定を見てみます。
TEMPLATE フォルダに、B表のテンプレートを置いておき、設定により値を転記したファイルを OUTPUT フォルダの下に生成出力します。
出力シート名を [シート名] に指定し、[出力位置/範囲] には、転記したい出力先セル(転記領域の左上) を指定します。出力値の設定 [値] には、作業変数の名前を $(tmp:DATA) のように指定します。
[出力する値の行が、指定範囲の下部を超える場合] 、[出力する値の列が、指定範囲の右端を超える場合] の挙動も指定しておきます。この例の場合は、転記領域の左上セルのみ範囲にしましたので、行も列も「範囲を超えて値を出力する」にします。
以上の設定で実行することにより、A表からB表への値の転記ができます。
テスト中は、2つの手順とも [~できなかった場合エラーとしますか?] を「はい」にしておいてください。
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