xoBlos のデザイナから、[新しい手順]-[コピー/削除/その他]-[XMLを任意の形式に変換] メニューを選びます。
「変換(XSLTで)」手順の設定画面が開くので、「入力ファイル名」、「出力ファイル名」、「XSLTスタイルシートファイル」の3箇所を指定して、ファイル名を付けて保存します。ファイル名の拡張子は、xoBlos クライアントの場合は .xbt(xoBlos Designer の場合は .xob)です。
「入力ファイル名」に指定するファイルはXML形式のファイルですが、まずはxoBlosを使って抽出したXMLファイルを、何でもいいので指定してください。
「出力ファイル名」には任意のファイル名を指定しますが、まずは最初の練習として、任意の .xml ファイル名を指定してください。
「XSLTスタイルシートファイル」には、以下の内容で保存した copy.xslt を指定してください。copy.xslt は、メモ帳やテキストエディタで編集・保存します(文字コードはUTF-8で保存してください)。
【copy.xslt の内容】
<xsl:stylesheet version="2.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"> <xsl:output method="xml" encoding="UTF-8" indent="yes" /> <xsl:template match="node()"> <xsl:copy> <xsl:apply-templates select="node()"/> </xsl:copy> </xsl:template> </xsl:stylesheet>
準備が整ったら、実行してみてください。 入力XMLファイルのノードと要素が、そのまま出力XMLファイルにコピーされるスタイルシート変換の例です。 ファイルのコピーだけなら、xoBlosの機能にもあるため、まったく実用的な例ではありませんが、XSLT利用(XSLT探検の旅)の最初の一歩としましょう。
更なる探検の準備として、ネットの検索エンジンで、「XSLT」をキーワードにして検索してみてください。 XSLT、XSL Transformations に関する多くの記事にヒットしますので、お時間のある方はどれか好きな記事を読んでみてください。
なお上記の copy.xslt では、属性(attribute)がコピーされませんので、属性もすべてコピーするときは、次の copy2.xslt を使ってみてくさい。"@*|node()" の箇所で属性も指定しています。
【copy2.xslt の内容】
<xsl:stylesheet version="2.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"> <xsl:output method="xml" encoding="UTF-8" indent="yes" /> <xsl:template match="@*|node()"> <xsl:copy> <xsl:apply-templates select="@*|node()"/> </xsl:copy> </xsl:template> </xsl:stylesheet>