変換入力は、生成制御シートでもよく使用される機能です。
Designer:「変換入力」の簡単な例題 https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2022/09/04/171046
制御シートリファレンスに「変換入力」セクションについての次の記載があります。
「このセクションは複数設定が可能で、記述した順に適用されます。」
今回の記事では、複数設定例やその他の利用アイデアに関してまとめてみました。
参照するデータファイル(マスターデータなど)が複数種類ある例
データファイルの中を複数回参照する例
参照変換した値をキーにして、別のデータファイルを参照する例
「直データ」キーワードは、変換ルールを制御シート上に定義できます。
制御シートキーワード:直データ https://xoblos.hatenablog.jp/entry/2020/12/17/054235
「直データ」変換を項目の条件判定に利用する例
マッチングに失敗したときに固定値("ERROR" など)をセットする例
マッチングに失敗したデータを出力からスキップさせる例
「このセクションは複数設定が可能で、記述した順に適用されます。」という「変換入力」設定の特性を利用し、汎用的なマッチング→上位概念でのマッチング→更に上位概念でのマッチングという順序で「変換入力」セクションを使用することもできます。
上図の例では、広義→狭義→「更に狭義」の順番で辞書にマッチングさせ(ヒットしたらデータは上から順に上書きセットされる)、「更に狭義」→狭義→広義の優先順位でデータが変換されるようにしています。